ヒミツのお姫様☆


「好き……///」


「誰が?」


爽は私の髪をとかしながら、甘い声で言う。


「……爽が……///」


かたく目を瞑った私の唇に……


「……ん////」


温かくて、柔らかい感触がした。


それは、一瞬のことで。


それは、爽の形の整った唇で。


それは、触れるだけのキスで。


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