ヒミツのお姫様☆


「あと、俺のことは爽って呼んで?
八王子って長いでしょ?」

八王子くんは、綺麗な顔を傾けた。



たしかに、長いけど……。

「いや」


「呼べよ。
じゃないと、またキスするよ?」


妙に声が色っぽくて……


声を聞いただけなのに、体の温度が上昇していく。


「えぇっ!?」


「キスされたくなかったら、呼べよ」



私は、しぶしぶ口を開いた。


「そ…う……////」







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