夢の中
夜の道は電気で照らされており、案外明るかった。

その道をコンビニまで一人で歩く。

星が綺麗だった。



交差点にさしかかったときだった。

「ココー!」

背後から、呼ぶ声が聞こえた。

振り向くと、それは、あのクウだった。

「クウだよね?」

「うん。そうだけど、どこ行くの?」

「そこのコンビニ。クウこそ、どうしてここに?」

クウはちょっと悲しい顔をして

「家、追い出されちゃって・・・」

と笑いながら言った。


「じゃあ、うちにおいでよ!」


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