夢の中
そのとき、誰かの声が聞こえた。

「後ろ見て?」

足を止める。

後ろを向くと、そこには幼い顔立ちをした男の子がたっていた。

「来て!」

男の子はいきなり私のうでを引っ張り、走り出す。

その手は、すごく冷たかった。

後ろからは、男達の追いかけてくる姿が見えた。

だけど、そんなのは関係なく、助けてくれてすごくうれしかった。
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