恋の歌〜歌姫メモリー〜
「お喋りする暇あったら練習してたら?」
女の子達に向かってにこりと笑って言った。
ほら、優しいじゃん。
「伊月、怖い!
その笑顔が怖い」
宮咲先輩が伊月先輩に向かって言った。
……怖い!?
超笑顔なのに?
「伊月のあの笑顔は半分きれてる時の笑顔だよ」
えぇ!?
怒ってるんだ……。
みえない。
「1年はさ、みんな伊月の笑顔にいちころ!
なんだけど……実は伊月きれるとヤバいって知らないんだよね。
しかも歌のことになると止まらないから」
えぇぇぇぇぇ!?
ちょっと……怖いんですけども。
なんでそれ今言っちゃうんですか!?
怖くなってきた。
はいりたくないかも。
初架も顔が青くなってきてるし。
どうしよう!
はいるって言っちゃったしなぁ。
今さらやっぱりやめますなんて言ったら。
恐ろしいことになりそうなんですけど。