恋の歌〜歌姫メモリー〜

「姫歌…」


少し掠れた伊月の声にさらにドキドキする。


「…なぁ」


体を離して真剣な顔で私を見てくる。


な…なに?


「姫歌ってさ…俺以外の奴と付き合ったりしたことあんの?」


…はえ?


伊月以外の人と?


「ない…よ?」


なんでそんな事聞くんだろう。





< 88 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop