ウラコイ2 銀幕の旦那様
旬からはあれ以来
電話の回数が減った…
時たま電話が くると
ついケンカ腰で話してしまう
みちるも心配してる…
神田弟に話したら旬の
気持ちは分かると言ってた。
…旬は いまでも
気持ちが時々わからない。
怒ってるのか…
悲しいのか…
泣きたいのか…
あたしが前に
そう言ったら旬は笑って
美帆さんはちゃんと
わかってくれてる
大丈夫だ…って言った
「みーほー、めぐみさんもお疲れさま。あっついねぇ~」
みちるの声で我に返った
「―ったく夏だから当たり前じゃない。」
「ねぇね…ちぃ姉。今日お祭りなんだって、みんなで行かない?」
「そういえば翔太君もそんな事言ってたなぁ。…でも仕事だし…」
一条妹の必死?の
説得する声を聞きながら
みちるの嬉しそうな顔を見てた
「行きなさいよ!浴衣なら貸してくれるし。…」
あたしが言うと
そうだね とみちるは笑った
「きーまり!あたし春菜とともちんに言ってくる」
ひゅうと 一条妹は
スタジオを走って行った
「…元気がいいこと。あんたさらにまとわりつかれて大丈夫なの」