ウラコイ2 銀幕の旦那様















「…祭りいく気になったの?」



翔太君は 首だけ
あたしにむけて聞いてきた




撮影は夕方前
3時には終わった

なんでも海江田監督が
この祭りをみたいらしく…



美帆はこの調子で
撮影終わるのかしらと
ぼやいていた…



「うん…。めぐみさんにも誘われたし。ちょっと行こうかなって…」




ソファーにへりに寝そべっていた
翔太君はへぇと言う



「俺が誘ったら、仕事だなんだって理由つけて、妹だったら行くんだなぁ。みちるさんは…」



「まだバレたらいけないし、…行きたくないわけないけど仕方ないじゃない…」




「…まぁいいけど。初めて妹との祭りだしね。」



はぁとソファーから起き上がり、髪をがさがさとかいた




「あぁ、風呂入った方がいいけど何かだりぃ…。」



「無理はしない方がいいよ。」




そうじゃないんだ。
と翔太君は首をふった


だらしなく着物を着て
何か考えている…





そういう何気ない
仕草に最近見惚れてしまう



彼氏だから…とかではない



なんと言うか綺麗というか

色気が出てきた…気がする



私だけじゃなく
他人も見惚れるみたいな






きれいな華みたいな…
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