ウラコイ2 銀幕の旦那様

















「あんた急に元気なくなったわね…。」



「……ちょっと色んな事考えて。」






「下らない事でしょ?」



「多分くだらない、言ってもきりがないの。」





昼休憩にはいり
美帆とご飯を食べに行った




「じゃあ…腹におさめなさい。今更変われる訳じゃなし」




かわれない




「……うん」



「辛気臭いわねー。旦那に話しなさいよ、」






話したいけど…
怒りとか苦しいとか

色んな感情が入り
交じって 中々話せない





それに忙しそうだし…






「暇ぐらいつくって話してくれるわよ。そんな切羽つまった訳じゃないし…」



「そうだね。ご馳走様でした、ごめん美帆先に行くね…、」



「ハイハイ。現場でね―」











ガラガラ ピシャン







「随分早かったじゃないですか。もっと遅いと思ったよ」




店を出ると 着物姿の
翔太君がいた。






「……何で…何で。」



「ちょうど休憩だって。40分しかないから、走って来たんだよ、…行きましょ」




カラカラと
下駄の音がする




衣装のまま来たんだ


「なんで…」





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