ウラコイ2 銀幕の旦那様
あたしより別の
意味で色々大変そうかも…
「…早く仲直りしてね。工藤君優しいから、大丈夫だよ。」
「…わかってるわよ。」
「きっと美帆を受け入れられそうなの工藤君ぐらいだしさ。」
「まったくあんた失礼な女ねぇ。」
「……ごめんね。あ、お面…」
屋台の影に狐のお面をかぶってる人がいた
「あぁ神田弟?」
「わかんない…。ちょっと一緒に来て…」
人ごみをかき分けて近づいていく。
「しょ、しょーた君?」
「当たり。早めに抜けてきたんだ、お参りはした?町谷さんと一緒に…」
「うん。」
お面を軽くづらしたら
翔太君の顔がちらっと見えた
「抜け目ない男ね。早く持っていきなさい…あたしの心配はいらないわ。一条妹といるから…」
「…ありがとうございます。」
「ギザな男。本当に気に障るんだから…じゃあね、」
美帆は ふっと笑い人
ゴミの中に消えて行った
美帆の事も気になるけど…
まだいろいろ
考えてるみたいだから…
「ごめん、早く着いて。何か話してたんだろ、町谷さんと…」
「うん、…でもまだ考えてるみたいだからあんまり聞かない方がいいかなって。美帆話す時は一気に話してくれるから…」