ウラコイ2 銀幕の旦那様
めぐみさんはどうにか
スタジオに連れて行った
時間ギリギリだったが遅刻はしなかった
「…全部あの男が悪いのよ、はっきりせずにふらふらしてるから」
美帆は腕組みしながらいった
目は市村さんをみている
市村さんは翔太君と話している
「けど仕方ないよ。お父さんだから言いづらいのかもしれない…」
「なにがよ…親でしょ。子供に何かを無理強いさせる資格なんかないわ。親だからって…あの男の親…勘十郎さんが聞き入れないのは傲慢よ。」
「そうだね…、でも」
「なによ…」
「いい…決着は翔太君が話し聞いてきてからだよ」
「そういえば。あんたも父親しかいなかったわね…」
美帆はじっと市村さんをみていた
まだなにか言い足りなさそう顔だった…