ウラコイ２ 銀幕の旦那様

「……」


「わたしは…ずっとお前や母さんに申し訳ない気持ちを持ったまま生きてきた、母さんを死なせてしまったし。お前には引け目を感じさせてしまって…」






お母さんはどこ？


「……だからお前や自分自信に厳しくした。瞳を死なせたのは自分だから。」



「わかってるよ、んなもん。」



「……他に思いつかなかった。生き方なんてもっとたくさんあるはずなのに…自分を責める生き方しか考えつかなかった」



親父は芝居みたいに淡々と話す。


どこか物悲しい顔をしている





「わたしは……お前に相手を決めさせると言った、が無理に強要させるつもりは無い。」


「は？何だよ、それ…」


強要させるつもりはない。


今まで おれがどういう気持ちでいたかわかってるのか?


「おれは、…」


「お前が本気ならわたしは何も言わない。…けどお前はずっと遊んでばかりで、本気の相手などいないと思った。」