ウラコイ2 銀幕の旦那様
散々遊んでホテルに戻った
翔太君は弥生さんと土産物屋にいた
「翔ー良くなったか?」
「まぁまぁ…かな」
「楽しかった?みちるちゃん、周迷惑かけてないわよね」
周君は ふっと笑った
「かけるわけないよ…翔太部屋戻ったらビデオ見よーな」
「ったく…」
「弥生さん。楽しかったです、だから」
弥生さんは そうと呟いた
「あ、みちるちゃん。さっき潤さんから電話があってね、やっぱり長引くみたいなの…なんか事故があったらしくて」
「事故?」
「雪山で撮影してるらしくて…、潤さんは怪我はしてないみたいなんだけど、…みちるちゃんによろしくって。明日の夜には終わるみたいだから…」
「みぃ。」
「…翔太君。あれ弥生さんは、」
「抜け出してきた、ずっと寝てろってうるさいんだよ」
窓ガラス越しにみる
スキー場は雪が降ってる
ナイターをするひともいて 明かりがついてる
「…せっかくスキーなのに、できないね。」
「潤おじさんが心配なの?母さんがなんか言ってたのが聞こえたから…」