ウラコイ2 銀幕の旦那様








とんとん拍子に何もかもが進む











葬儀は、環君にも
連絡がいったみたいで 私達は一旦戻る事になった















この雪が父を奪った

























家についたら環君と奥さんがいて
不思議に思ったと同時に




はっきりわかった
あぁ大変な事が起きたんだと…











「みちる」


「わざわざありがとう、環君」










いつも通りに言った

いつも通りの家









なにかが変だった













葬式まではあっという間に日にちがたった






わたしは泣けなかった





泣きたい気持ちはあった
けど涙が出てこないのだ










麻痺してる…




どこかでまだ父がいなくなったと信じられないでいる








周りはこんなに騒いでいるのに










身内で一番関係者なのに
部外者みたいに周りを見ている






まるで他人事みたいだ











「みちるちゃん」




< 381 / 600 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop