ウラコイ2 銀幕の旦那様



ミズノサンと話したあと
彼はじっとわたしをみていた





「…あの、」


「……死ぬのだけはやめてくれ、あんたを大事にしてくれている人はきっといる。あんたが目を逸らしているだけで」




「……、」





「だから、」




何だろうこの人
学生?

多分芸能人かなにかだ。
ミズノサンはマネージャーだ




幸せな人だきっと







わたしの中でなにかがきれた





「…なにも知らない癖に……優しくしないで!ほっといてください!」





心配してくれたのに…、




わたしは カバンを持って走った























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