ウラコイ2 銀幕の旦那様








「…うん」




同じ気持ち…

わたしにもあるよ
父以外の




あなたを大切に思う気持ち…




もしかしたら父以上に
大切に思う気持ち。






残酷だ いくら
わすれられないといっても


所詮は忘れていく


そしてまた誰かを好きになる







生きてる限り…ずっとそうなのだ



そうしないと 生きていけない











『確かに寂しいけど、あの子達がいるから…それにあの人に怒られそうだからね』




弥生さんは笑っていた


彼女は別れ際に言っていた











『みちるちゃん。翔太と兄弟じゃなくて良かったわね、そうだったら結婚出来なかったわよ~?』


「弥生さん!なにいってるんですかぁ…もぅ…」



弥生さんはクスクス笑う



『私は言った事があるのよ。潤さんに“みちるちゃんのお母さんになりましょうか”って…でも断わられちゃった。資格がないからって、馬鹿よね…でも、あの時断られて良かったわ。違う形であなたの“母親”になれるんだもの…』






『潤さんはわかってたのかしらね。“兄弟にしちゃダメだ、もし結婚てなったら難しい”って言ってたもの…。』






< 405 / 600 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop