ウラコイ2 銀幕の旦那様
「そりゃあなるよ。当たり前だ、で工藤さんはなんて言ってた」
「一旦話しをする為に家に戻るって…、美帆がついていくかは分からないけど…だからまだ…」
「そうか…にしても急すぎるな。…確か父親は聞いたことあるよ、有明党の工藤匡だった…ような、」
翔太君は宙をみながら話した
有明党…
「…工藤匡。知ってるの?」
「なかなかテレビには出ない人らしいから。前に民放かなにかで見た時、母さんが騒いでたんだよ。昔結構やり手だったらしい…いまは分からないけど…」
「なんか…別の人と結婚させて地盤をなんとかするって言ってた…」
「…私利私欲の為だろ。まぁ…これは工藤さんのことだからなぁ。」
はぁあとベッドに横になった
「うん…」
「おれも…なにかあった助けるよ。でもクビになっても永久就職でおれが雇うから大丈夫だよ」
「…翔太君のお嫁さん?」
「そう。一番安全だ、なにせリストラがない。」
ぷっと二人して笑った
沈んでいた気持ちがすこし軽くなった
「…ありがとう」
「あたりまえですよ。」
ベッドの近くにいた私を引き寄せてキスをした
「…ん」
「明日早いから…だめだよ。」
あっという間にベッドの上に誘われた
「すこしだけ。」
「……ぁ、ん」