ウラコイ2 銀幕の旦那様







「あ…、工藤さん。どうも」



翔太君もひょいと来た



「どうもお久しぶりです。神田さん、美帆さんが色々お世話に…」




「ははは…、こちらこそ。何で京都…あー、挨拶?」




「はい…。気が重いですが、避けては通れない道なので、…」


工藤君は あまり
困ってない口調だから翔太君は笑っていた




「おめでとうございます。工藤さん」


「図々しい態度ね。神田弟、ドーラン濃くしてやるわよ?」





「まぁまぁ二人とも」




あたしは 美帆が
威嚇みたいに翔太君を睨んでるのを止めた




「まぁ頑張って下さい、工藤さん。町谷さんこんなんだけど…」



「なによこんななんて!」




バシッと翔太君を叩いた






はぁ……







「大丈夫かなぁ…。美帆」




「大丈夫だよ、仲良くやってるみたいだし。というか町谷さんて京都出身なんだ…」




「そうなの。美帆のお父さん警官らしくて…それなりに厳しかったって」





あぁあの親父を見せる
のかと思うと恥かしいわ…





京都に来るまで
さんざん愚痴を聞かされたなぁ…





その点では
工藤くんに感謝だ


美帆の愚痴を聞いてくれる





はぁ…
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