ウラコイ2 銀幕の旦那様
「お前は…あぁいうタイプの人が好きだったのか?昔から…」
「…あぁいうタイプって…。けど珍しいな、市村がそういう事聞くのは、」
市村は近くにあった灰皿を寄せ灰を落とした
「ただたんに興味だよ。仕事の話なんかしたくないからな…」
「そうだな…何人か付き合ったけどみんなみちるさんみたいな人じゃなかったな。…今考えたらつまんない女とばかり付き合ってた気がするよ…あぁ、」
「なんだよ」
「…付き合ってたに入るかわからないけどすごく惹かれた人ならいた、」
市村は なんだそれと苦笑した
「同じ業界の人か?」
「女優だ…進藤かれん。記憶が正しかったらいまはアメリカの劇団にいると思う。もう何年前かわからないけど…」
「槌谷さんに会う前か?」
市村の問いかけに頷いた
「高校生の頃か…おれを馬鹿って言った最初のひとだよ」