ウラコイ2 銀幕の旦那様
















リハも本番も終え撮影はようやく終わった


ギリギリ日付が変わる前だった





私は翔太くんにメールをした



明日急に 撮影の日にちが
ずれたから時間が空いたと



プルルと電話がなった
画面には神田翔太の文字


「はい。翔太くん?」



『お疲れ様、ごめん電話大丈夫だった?』


「大丈夫。もう終わったから、市村さんとの飲みは…楽しかった?」


うん、と翔太くんは言った



『色々話しができたし、それよりみちるさん明日時間が空いたんだろ、会おうよ』


「いいよ。」

『おれがみちるさん家に行くよ。水野さんに頼んだら車出してくれるらしいから…』



人のいない廊下に座り 聞いた


「何時頃くるの?」


『君が決めてください。僕はそれに従いますから、』


私はちょっと嬉しくなった

時々 翔太くんは
藤堂先生のマネをしてくれる




「…明日の朝は?5時くらい、早かったら誰にも見つからないだろうし」


小声で言った
< 469 / 600 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop