ウラコイ2 銀幕の旦那様
ラブレターには丁寧に返事を
書き靴入れにいれておいた
「美麗~今日ひま?どこか寄って行かない、」
「ん~、なら新しく出来たお菓子屋さんにいきたいな」
「あ、知ってる知ってる。『さとう屋』さんでしょ~けって~い」
佳奈は嬉しそうだった。
放課後 お菓子屋によりダラダラ
お喋りをした後家に帰った
「ただいま。真澄さーん」
「おかえり、ちょうどご飯出来たとこだから食べる?」
食べると私は 走って制服を着替えに行った
「美麗、あなた将来はどうするか決めてるの?」
「うー、真澄おばあちゃんまで担任と同じ事言う。」
真澄おばちゃんは刺身をつつきながら言った
「で、決めてるの?」
「就職する、私勉強好きじゃないもの。なにか事務の仕事でもつこうと思うの…事務だったら土日休みだし」
味噌汁を飲んだあと私は
真澄おばあちゃんの目を見て話した
「…あなたにしてはマトモな進路先だね。わかったよ、役場の高橋さんにでも聞いておくよ」
「ありがと…。でも私就職先くらいは見つけるわ、自分の進路だもの」
はぁと真澄おばあちゃんは
大袈裟にため息をついた
「…まぁいいけどね、けどあなたが思うほど世間は甘くないよ」