ウラコイ2 銀幕の旦那様
誰かに喋らされてるんじゃないかってくらい
潤さんは流暢に話した
「…ごめん…な…さい…」
「…君は悪くない。君はきっと華やかな世界で活躍する人間なんだ、俺と結婚したのが間違いだったんだよ」
「間違いなんかじゃ…ないわ!!わたしは…あなたがいたから…、」
わたしは大声で言った
「…うん。ごめん、」
「潤さん…」
別れたくなんかない
この子を捨てたくなんかない…
ない…のに私は
私と別れないでが言えなかった。
みちるが 泣き出す声が隣の部屋から聞こえた
なにが狂ってこうなったんだろう、
わからない
わからなかった…