ウラコイ2 銀幕の旦那様
「それで別れたの、お父さんと…なんでっ…」
「みちるさん…」
みちるは 下を向いたまま言った
「まだ続きがある、潤さんは知ってて別れたんだ。美麗さんが一条さんと付き合ってる事…知ってたんだ」
「え…」
彼は健さんから聞いたから知っている
みちるの背中をさすりながら言った
「すみません…続きを…」
みちる ごめんね…
私は別れるのをためらったけど
最終的になし崩しに潤さんと別れる事になったわ
「気をつけてね…」
「それはそっちだろ…大丈夫だよ、おれは」
みちるは潤さんの腕ですやすや眠っていた
「…じゃあ、さよなら…」
「うん、気をつけて。」
そんな風にあっけなく終わった
それからはあの人と…一条健と結婚した。
もちろん 潤さんの事すべて話した
彼は 考えさせて欲しいと距離を置いたけど
最後は…どうにか納得してくれた
「その時かしら…丁度週刊誌かなにかに私が結婚してた記事が載りそうになった。」