ウラコイ2 銀幕の旦那様



「本当に…?もっと悩んでくれて構わないけど…」




「…いいチャンスじゃないですか。比較されて上等。何より親父が演じた“薫”を演じてみたいんです…」






水野さんは 何も言わず頷いた






「あちら側には連絡しておくよ。神田君あと…結婚…の話はどうするんだい?」



「そうですね。舞台があるから早くても12月末にはマスコミに伝えたいです。式は来年あたりにでも…」



「社長にはもう内々に伝えてはいるんだ。相手がカメラマンで一般人として扱ってほしいという事も伝えてあるから大丈夫だよ。…」





締めくくるみたいに水野さんは笑った




「ありがとうございます。また詳しい日程が決まったら水野さんにも報告します…」



「うん、楽しみに待ってるよ。でも結婚には準備がかかるから覚悟はしといた方がいいよ」





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