ウラコイ2 銀幕の旦那様





「槌谷さん、お疲れ様です」





「あ…一ノ宮さん。お疲れ様です。」





廊下を歩いていたら爽やかな笑顔をした一ノ宮さんがいた




「大丈夫ですか…?ちょっと元気がなさそうだったから」




「え…、あはは大丈夫ですよ。」




一ノ宮さんは そうですかと言った



「…槌谷さん。」



「…はい?」




辺りを見渡した後私の近くに来た



耳元に近いくらいのところで彼は言った




「僕はあなたの事が好きです。槌谷さん…なにか困ってるなら力になりたいんです」


「……え…」







一ノ宮さん?



「……あの、…気持ちは嬉しいですけど…でも…」



「…今すぐに返事をくれなくても構いません。」







真面目な顔で彼は言った…





好きて…




困るんだけど、でも翔太君の事言えない…







ど…どうしよう。











< 574 / 600 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop