ウラコイ2 銀幕の旦那様
一方…




























「……けけけ、結婚!?」




「そうよ。もう決めたから、反対しないでねお父さん」






わたしは美帆の家にいた
立派な日本家屋の屋敷


もちろん和室



いま美帆の目の前にいる
美帆のお父さんは、叫ぶように言った





「お母さん…いいでしょ?」



「まぁねぇ。式の日取りまで決められたらねぇ、あなた」



「…なんで相談も無しに決めたんや!大事な事やろう!」



美帆のお父さんは
ばんとテーブルを叩く




「あたしはもう28よ!いいじゃない、どーせ結婚決めた所で反対すんでしょーが!」



「当たりまえや。か、彼氏がおるとは聞いとったけど…結婚……なんて許せん!大体…この男警官やないやないか!」



「なんで警官と結婚しなきゃなんないのよ!?」




工藤君は黙って
二人のやりとりを見てる





「よしなさいな二人共。あなた…工藤さんはちゃんとご挨拶してくれはったでしょう。美帆も…もう大人なんやから…」




美帆のお母さんは
ゆっくりした口調で二人をなだめた







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