ウラコイ2 銀幕の旦那様
〈翔太目線〉









打ち合わせは20分で終わり、
一条さんと近くに出掛けた







「えーと、一条さん…」


「はい。何食べます」




「そうじゃなくて…話って?」





一条さんはふぅと息をはいた




「あたし神田さんが好きです。…」



「…ごめん。」




一条さんは
ですよね。と笑った




「…それは姉と付き合ってるからですか?」


「……」



にこりと とどめを
さすみたいに笑う


知ってるのか…
まぁ誰かから聞いたんだな





「知ってるなら話はないね。ばらしたければばらせばいい…、カメラマンは一般人だ。」




一条さんは
そうですねと笑う



「……でも槌谷さんはカメラマンの岩井さん、て人にも好かれてますよ。いいんですか?」




「いいよ、人望があるのは良いことだし。」



「……」



「聞きたい事それだけなら…俺も聞きたい事がある。…一条美麗さんはどこにいる?」





じっと彼女を
見ると目線を落とした…



「……知りたい理由は姉の為ですか?」



「…他に何があるの?」















「…ギブアンドテイクて知ってますか。神田さん」
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