ウラコイ2 銀幕の旦那様
「…何がほしいの?」
「わぁー清水寺だ。修学旅行以来だな…」
「…俺も…。あれ町谷さん…」
美帆は 外の景色を
眺める場所に来ない…
「……みほー!」
美帆の所に行ったら
青い顔をしていた…
「どうしたの、高い所平気だったよね?」
「…あたしあそこから落とされかけていったら倒れんのよ」
「……どんまい。」
工藤君に言ったら
はははと笑っていた
お参りをして、
お土産を買って…
おみくじも引いた。
「京都いいねぇ。八つ橋買って帰ろうかなぁ…」
「ちょっと!神田弟から電話かなんかはないの?」
美帆は 八つ橋の試食を
つまみながら言った
「あ…、んー。ない…」
プルルル
と携帯がちょうど鳴った
「あった…もしもし、」
『みちるさん?いまどこにいる…』
「清水寺あたり…、終わったの?早いね…、いまスタジオ?」
『いやタクシーの中。移動してる…いまから行っていい』
「来るの!…はぁ…変装はしてるの?」
翔太君は ははと苦笑した
『多少は。どうだったの挨拶は…』