ウラコイ2 銀幕の旦那様






「なにしてんだろ。わたし…はぁ…」




忍びこんで結局
見つけ出せない有り様



「…にしてもすごい量の小道具…。」



お面やら 扇子や
細々した物がある…




「すごいお店だなぁ」


ガシャン。




「ん…」


「鍵開いてますよ、美津ちゃん。ちゃんと締めとかないと駄目やないの」



「すいません、」

足音と声は遠ざかって行った





ちょっと…
わたしいますけど…!



でも逆に怪しまれる…




なんか前も似たような状況に






そうだ。




閉じ込められたんだ…
井野さんに




その時 翔太君が
助けに来てくれた



でもいまは
さすがに無理…かな



美帆に電話……





携帯の画面は真っ黒
今日…充電するの忘れてた、





どうしよう
どうにかして…出て












「……はぁ。」











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