ウラコイ2 銀幕の旦那様

〈美帆目線〉


















「旬、おかしくない。何故あんなあっさり神田弟戻ってくるのよ」



神田弟はあっさりと部屋に戻ってきた…


「…さぁ。すれ違ったんじゃないかな。神田さんに聞いてみる?」



「バレるじゃない…」




「いずれバレるんだし…、」


廊下に出て旬は芸子さんに何か話して戻ってきた





「何話したの?」




「すぐ分かる。移動しよう美帆さん。下に神田さん来るから…」










「は…」












下の庭に私と旬は移動した







「意味ないじゃない。あっさりばらしちゃうなんて」



「仕方ないよ。槌谷さん居なくなったんだから、」




旬は 何にも無かったかのような態度




「あたしもついていけば良かったわ…。迂闊だった…」




「いつまでそうやって槌谷さんをしばってるつもりなの美帆さん。」





ポツリと無表情で言った



縛ってる…?



「何言ってるのよ、しばってなんか…ないわ。」



「……そう?ならいいけど」



なにがしばってるのよ





ジャリッと音がした
神田弟…




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