春夏秋冬のキセキ




「……帰っかなぁ」


誰もいないグラウンド




―――…違う。





ただ、1人だけ
綺麗なフォームで走る姿を見逃さなかった。


顔を赤くし真剣に走る姿を見て、自分が情けなくなる。



「……やっか、」




もう一度見直そう
あの子みたいに





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