春夏秋冬のキセキ



「…いつもすごい量を買っていくね」


私はサッと籠を自分の後ろに隠した



「…こんな人いやですよね」


彼はニコッと笑う
鼻血でそう



「いっぱい食べる子、可愛いと思うよ」



ぷにっと私の頬をつまんだ



「あ、餅みたい」


クスクス笑いながら私の頬で遊ぶ彼

カッコいい………




「お会計いいですかー」


レジにはお客さん
彼は「はーい」とレジに向かった




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