春夏秋冬のキセキ




「…あっ…ごめん!!俺用事あるから帰る!!」


「えっ…仁さん!?」



ありえない速さで
この場から消えた…


まだ真っ赤な耳で









手元には貰ったパン
あたしの大好きなメロンパンだ



「……期待してもいいの…これ!!!!??」





ぎゅっとメロンパンを胸に押し付け




――…たらりと
鼻血を流した。





< 81 / 155 >

この作品をシェア

pagetop