RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-
「どうぞ」
中から優しそうな男の人とパパがママと私を部屋に迎え入れた。
おじいちゃん…?
脳内で嫌なことがどんどん予想されていく。
もしそうだったら…・・・
奥の部屋に連れていかれた。すると、大きな書斎へとたどり着いた。
書斎の奥には美しい景色があった。夜はきっと物凄く絶景なのだろう。
「海…ずいぶん見ぬうちによう大きくなったな。もう高校生か。」
「はい」
おじいちゃんに会うの久しぶりだな。
だいぶ会ってなかった気がする。
ママはにこりと微笑んでいった。
「無理もありませんわ、お義父様。海がお会いしたのは…もう何年も前ですし」
そうだ、あたしが中学に入学するちょっと前のとき以来だ。