RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-
あたしが乗り込むと再び音を立てて飛び立つヘリコプター。
真下に見える聖華学院がドンだけ大きいのかよくわかった。
この辺でいろいろやってたけど、こんなおっきな学校があるとは知らなかったな
しばらくその風景に見入っているとガタンッと音を立てて陸に降りた。
はぁー、やっと着いた!
そう思ってヘリコプターを降りると目の前にあったのは車。
まだ着かないの!?
どんだけ門から校舎まで遠いんだよ・・・
今までの自分の生活がちょっと恋しくなった。
そしていかにも高給です!って感じの車の中から運転手さんが出てきてあたしに一礼をした。
「今後、海様の運転手を務めます、椎名でございます。では玄関口へお送りするのでどうぞ。」
そういって椎名という運転手は車のドアをあけた。
あたしが中に乗り込むと可愛らしい男の子がいた。
「竜崎 海ちゃんだよね!?よろしくね~。僕はこの学校のKINGのメンバーの1人だよー。珍しい転入性をお出迎えに来たんだぁー。」
「あ、ありがとう。よろしくお願いします?」
多分KINGだか何だかって奴?この学校しきってるっぽかったから敬語で挨拶したのはいいけど、なんであたし疑問形になったんだ?
まぁ、細かいことは気にしない!