RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-
…今更だけど、どんだけだよ。
予告もなくこんな事いうとか!
そしてなんで今回こんなことになったのかというのは、丁度良く錬兄が海外の会社を継ぐことになったから。絶対に!
「海…お前は嫌か?俺の後を継ぐのは…」
パパが悲しそうな目をしていってくる。
「嫌ってわけじゃないんだけどね?ただなんで私なのかと…」
私が苦笑いする。
「俺もそろそろ仕事飽きちゃって…枢は…何より学校長という仕事が楽しいらしい。それに海は頭もいいし…」
だから私に全部回ってくるわけ…。
私ははぁ…っと長い溜め息をつくと、パパは私を見る。
「海、頼む…」
みんな私に対してだけなんでそんな瞳で見つめてくの!
断れないじゃん!
「………分かった。」