RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-
「ねぇ?これ行かなくていいの?!」
「は?あぁ!?!?行かなきゃ!!海、はい!」
あたしの一言で一気に焦りだすかな兄。
そしてあたしにカードキーを渡した。
ゴールド?
あぁ、寮のカギ?
だったら良いけど。
あたしは確かめるようにかな兄を見つめていた。
「それ絶対に無くすなよな!寮の部屋のカギだから。あと、お前は寮長室に指紋で入室できるから!そこの取っ手に触れれば開く」
「あ、うん」
あたしは部屋を出ようとした。
すると、止められた。
「何かあったら、すぐに名前を出せ。先生たちは知ってるから。対処してくれるだろう。」
「親戚だってバレないようにしてよ?生徒には」
「ああ」
そしてあたしたちは別れた。