RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-

「あっ!あたしがニューヨークに行って、お兄ちゃんが日本の会社継げばよくない!?本社!!」

あたしはナイスアイデアだと思った。

竜崎グループは世界的に有名なグループだし、パパみたいに仕事できないし、ママみたいに美人じゃない。お兄ちゃんはかっこいいし仕事できるから、お兄ちゃんのが本社継ぐのは抜擢じゃん!

「海・・。それがな、できねんだよ。もう発表しちまったんだ。だから、俺は海外の本社を継がなきゃいけねーの。」

パパとママ側についてあたしをなだめるお兄ちゃん。

あたしは他にいい考えがないか考えながらうろうろ歩きまわる。

ん?
ちょっと待てよ・・・さっきもう発表しちゃったとか言わなかったか?

継ぐとも何にもあたしはいってないのに発表っておかしくない!?

あたしがベッドに倒れこむと、お兄ちゃんがあたしの耳元で言った。

「なぁ~、海。お前がプレイガール名の俺知ってんだけどさ―。親父や母さんに言ってもいいのか?2人とも俺がプレイボーイなのは知ってるから、お前に勝ち目はないけど?」

「ええええ!?」

な、なんで知ってるの!?
ってか、あたし遊んでないし!!!(いや、中学生の時すごかった。彼氏が何人いたことやら・・・ by筆者

さ、さすがにこれはママたちにばれるとまずい。

お兄ちゃんがめっちゃSになってあたしの反応見て楽しんでる!

「どうする?海??」

やけに色気出して、あたしに1つの道しかないよって目が言ってる。

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