RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-

って待った!

香織、族に詳しすぎじゃない?!

お嬢様なんか縁ないよね…

蝶もまだまだだなぁー・・・


「じゃあ、あたしのヒーローは海だ…」


「はい?」

ちらちらあたしをみる香織。


あたし人助けなんかしたっけ?!




「海は覚えてないか…。軽く絡まれた時に綺麗な女の子が助けてくれたの。けど、暗かったから顔はよく見えなかったけど…」


「そうなんだ・・・」

ごめんなさい!全く記憶にございません!

ってか、きれいとか連発してない?!

恥ずかしいな…


でもまぁ、DOLLって言われてるし、そうなのか?


「だからすごく感謝してるんだぁー」

「まぢ?全然記憶にないや・・・ごめん」

いろんなことがあるからあんまり記憶に残ってないのかもなぁ…。


あたしがこんな綺麗な女の子忘れるはずがないんだけど!

あぁー、でも忘れることあるかも知んないなぁ。




カイ…


あたしが見つけるまでの言葉。


< 54 / 100 >

この作品をシェア

pagetop