RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-
危険な対面
「ここが食堂ってか、レストランみたい…」
前アメリカに言った時に行ったあたしの大好きなレストランと似ていた。
壁に彫られている綺麗な模様。
「毎日ここって…飽きないの?」
毎日ここだったらあたしは絶対飽きる。
でも、メニューは変わるか…。
お爺ちゃんがあたしのために作った学校だし。
どうにかしてあたしを入れるために…
「席空いてないかなー」
香織はあたしの質問なんかきかないであたりを見渡す。
しかとですか。
真面目にちょっとショックなんですけど。
食堂は一度に生徒が集まっているためか、席が全然空いていなかった。
座るので毎回大変そうだな…
次からは早く来るべきだな。
あたしが寝てなんかいなかったら、こんなに込まなかったのかなぁ。