RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-
やけに上下を気にしすぐというか。
なんか息苦しそう…もちろん香織が。
男の子は目がハートだったし…
「家柄だよ」
「そんなに身分って大切なのかなぁ?この世には平等権ってものがあるんだよー」
「あはは。まぁ、一応令嬢の集まりだしね、坊ちゃんとか。…そのおかげであたしは大変なんだけどね」
「……」
そんなんじゃ、あたしは竜崎家の人間ですなんて言ったら終わりだな。
中学みたいに楽しく過ごしたいんだから。
絶対に言わない!いや、言えない…
香織にはいづればれるしね。
いつになるかは分からないけど…。
そんなあたしの勝手な想像と裏腹に香織のせつなそうな眼をあたしは見てしまった。
「か…おり?」
「海みたいな子初めて会った。これからもよろしくね?って今日会ったばっかりだけどさ」
「そんなのこちらこそだよ!実際香織しか頼れないし」
あたしたちは2人で笑って料理をほおばった。