RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-

あたしはとっさに返答した。


「なんでしょう、大地先輩?」



キスなんかされてたまるか?!

もうあんなのごめんだ!

変態男に裏いや族にいた時の性格出しちゃうなんて…




周りからコソコソとあたしに対する非難の声。

『煽堂様に様ずけしないなんて』


『無視するなんて言語道断ですわ…』


『確かに容姿は綺麗かもしれませんが調子に乗ってもらっては困ります…』




聞こえてんだよ、おバカな令嬢さん。


調子になんかのってねーよ。


ってか、こっちからしたらいい迷惑!


普通なら乱闘を起こしているところだがあたしは笑顔を保つ。


「やだなー…先輩はいらないって言ったでしょ?」


「すみませんが、今食事中なので」


「ふーん…。じゃあ、僕も一緒に食べる」



「?!!」

「煽堂様…」



あたしはチイの発言にびっくり。

此処で食べるだって…?!

ふざけんじゃないわよ。



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