RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-

あーあ、入学早々やばい。

あたしの発言を聞いて、誰もが唖然としていた。



ホントにヤバイ…

ここまで言っちゃったら、どうしようもない…



今更後悔するあたし。だから、廉兄に馬鹿にされるんだよな。


まぁ、それがあたしだし…



すると、聞き覚えのある声が。




「はっはっ!大地が女にキレられるとわな?この女のどこがいいんだよ」



「か…い…」



そいつを見た瞬間…あたしの動きは止まった。


あたしの心臓がうるさい…


な・・・んで…


あたしはもう前の海じゃない。2年もたったじゃん。
櫂はもう関係ない。


今のあたしはあの時とは違う…

バレない――――

大丈夫……だよね



香織があたしの表情の変化に気がついてどうにかしようと必死になっている。



そんな香織にあたしは微笑んだ。

‘大丈夫だから’

そんな気持ちを込めて。






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