RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-
しばらくうつむいて一人で考えあたしが顔をあげると心配そうに見てくるパパとママ。
2人が心配してるのはあたしが会社を継いでくれるか。あと、お兄ちゃんがあたしに言った内容。
2人とも親には見えないほどの容姿。けど、あたしのことを心配してくれる大事な人。
そんな2人に迷惑をかけられない。
「・・・・あたし、パパの会社継ぐ。」
あたしにはこの道しか選べない。
安心したように胸をなでおろす3人。
あたしが承認して抱き合いながら喜んでいるあたしの両親。
あたしはそんな2人を見てお兄ちゃんと笑った。
いつも仲のいいあたしの両親でいてほしい。あたしの自慢だから。
ここまではまだよかった。
そのあとにあたしに振ってきた悲劇。
学校が聖華学院だということ。あそこはあたしたちとやりあったKINGがいるところ。
あたしが何も知らない中でママたちが手配してしまったから
あたしは聖華に行かなければならなくなってしまった。
ただ婚約者を見つけるのにイケメンがたくさんいるからという理由だけで・・・