幼なじみと2週間
「あー…腹減った。鈴なんか作ってくんねぇ?」
「…」
「おい!鈴聞いてんのか?」
「…っあ、えとわかった!じゃあ、出来るまで時間かかるかもだし先お風呂はいっていいよ!」
あたしはそういうと恭吾の腕から抜け出し、台所へ向かった。
ポポポポポ
頬に手を当てると、今にも火がでそうなくらい熱い。
って、いかんいかん料理作らなきゃ!
あたしは、水で顔を洗ってから料理に取りかかった。
「なにがあったっけなぁ…。」
冷蔵庫をあけ、食材を一通り確認する。
「…オムライスにしよ!」
――――――――……
――――――……
ジュージュー
「鈴、出たから!風呂さんきゅーな。」
「うわっ!…あ、うん。あとちょっとだから待ってて!」
「んー。てか今日オムライス?」
上半身裸の恭吾があたしに近づいてくる。
目のやり場に困るってば!
「オムライスだよ!美味しくて惚れるなよ〜?」
なんて冗談をこぼしながら、出来上がったオムライスを盛り付けた。