幼なじみと2週間
一生君と初めてあったのもバスだったからこれで2回目かぁ!
「昨日、遅くにごめんな?」
「ううん!全然!」
「よかったー!…で、今週の土曜だけど暇?」
「土曜日?何にもないかな。」
「じゃあさ、映画行こっていったら困る?」
「え?あ、あたし?」
そ、それってデートと捉えていいのかな?
「俺の友達が彼女と行く予定だったけど行けなくなったらしくて、2枚もくれたから。しかも恋愛もんだし男同士でってのもちょっと恥ずかしいしな。」
一生君は鞄からチケットを取り出しあたしに見せた。
結構女の子に人気な映画で、あたしも見たいななんて思っていたものだった。
あたしやっぱツイてるかも!
「行きたい!これあたし見たかった映画なの!」
「まじで?よかった。じゃ、土曜日駅前に1時集合でいい?」
「うん!楽しみにしてるね!」
「おー。じゃ、俺行くな!」
「ばいばーい!」
さっそくスケジュール帳にメモをして。
一生君の一つ後のバス停で笑顔でバスを降りた。