幼なじみと2週間








恭ちゃんとは、佐久間恭吾(サクマキョウゴ)のこと。





恭ちゃんとは小学校まで一緒で仲が良かったけど、中学から離れてずっと会っていなかった…いわば幼なじみの関係だ。





にしてもこんな格好良くなってたんだ…恭ちゃん。





「そー。俺は佐久間恭吾…幼なじみ忘れてんじゃねーよ、ばーか。」





「ば、馬鹿ってなによ!恭ちゃんだってあたしのこと忘れてなかったの?」





コップにミルクティを注ぎながら恭ちゃんを見ると、偶然にも目が合った。





――――――…ドキン





その瞬間から、胸のドキドキが止まらなくてあたしは視線をミルクティの入ったコップに移した。





「さぁ…どーだかな?」




恭ちゃんはいじわるに笑って、ミルクティを飲んだ。





唇を舐める動作にやけに色気を感じて、あたしの頬が赤く染まるのが自分でもわかった。








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