幼なじみと2週間
あんだけしといて無視すんの!?
「入るからね!」
いくら呼んでも返事が返ってくることはなくて、あたしは勝手に入ることにした。
部屋に入ってベットにいる恭ちゃんに近づく。
「恭ちゃんってば!……寝てる?」
よく見れば恭ちゃんの両目はきっちり閉じられていて、しずかな寝息を立てていた。
――――――……ドキン
恭ちゃんの寝顔を見たら、なぜかこのまま起こすのは勿体無く感じて、しばらく見つめていることにした。
ベットの横に手をついて、同じ目線になるように見つめる。
…まつげ長いなあ、それに肌あたしよりもツルツルじゃない?
思わずふれてみたくなって、恭ちゃんの頬に手を伸ばした。
チョン
指先が触れたとき、あたしの手首が掴まれた。
「なーに見てんの?」