幼なじみと2週間








寝ていると思ってた恭ちゃんは、今しっかりとあたしの腕を掴んでいる。





「な、起きてたの!?…狸寝入りするなんて子どもみたいだよ、恭ちゃん!」





突然だったから嘘を隠すのに精一杯で。





子どもとか言っちゃった…。





「あ、き恭ちゃ「鈴、そんなに犯されたい?」





あたしの軽はずみ発言に恭ちゃんが怒らないはずもなく、ゆかに押し倒された。





真顔の恭ちゃんって…本気で怒ってるよ…。





今になってあたしは目に涙が溜まってきた。





「恭ちゃんごめんってばあたし、本気なんかでいってな…んっ…んんっ。」





必死に謝るも、時すでに遅し!





あたしは恭ちゃんの唇によって、ファーストキスを奪われた…。









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