Fickle Fortune
「は、薄情者ー!!」
「こらこら、無茶言わないの」
2人に見放され今にも泣き出しそうな私を裕香が優しく窘める。
「裕香……」
やっぱり心の友と書いて心友だよね!
裕香は付き合ってくれるよね!!
そう思って安堵したのも束の間、目の前にいる裕香の口元がニヤリと歪んだ。
「ま、まさか……」
「あたしこれからデートだから」
満面の笑みで私の両肩をポンと叩く。
「1人で頑張ってね」
それだけ言い残して3人は行ってしまった。
呆然と立ち尽くしていると、突然裕香が振り向いた。
「言い忘れてたけど、逃げたらもっとヒドい罰ゲームにするから」
裕香様……。
それいじめっ子の台詞です。
「に、逃げないよ!」
「うむ。分かればよろしい」
今度こそ3人は本当に帰って行った。
これ以上の罰ゲームなんて絶対にごめんだ。
私は逃げることを諦め、戦場(告白現場)へ向かった。
「こらこら、無茶言わないの」
2人に見放され今にも泣き出しそうな私を裕香が優しく窘める。
「裕香……」
やっぱり心の友と書いて心友だよね!
裕香は付き合ってくれるよね!!
そう思って安堵したのも束の間、目の前にいる裕香の口元がニヤリと歪んだ。
「ま、まさか……」
「あたしこれからデートだから」
満面の笑みで私の両肩をポンと叩く。
「1人で頑張ってね」
それだけ言い残して3人は行ってしまった。
呆然と立ち尽くしていると、突然裕香が振り向いた。
「言い忘れてたけど、逃げたらもっとヒドい罰ゲームにするから」
裕香様……。
それいじめっ子の台詞です。
「に、逃げないよ!」
「うむ。分かればよろしい」
今度こそ3人は本当に帰って行った。
これ以上の罰ゲームなんて絶対にごめんだ。
私は逃げることを諦め、戦場(告白現場)へ向かった。